5歳・3歳の息子とお風呂に入っていたときのことです。
ぱんぱんに丸くなった、私の臨月のお腹を見て3歳の次男が心配そうに聞いてきました。
次男「ママ、もう赤ちゃん出てくる?」
私「もうすぐ出てくるよ」
次男「でも…ママのお腹破れちゃうのやだ」
赤ちゃんがお腹から出てくる=お腹が破れると思ったのでしょう。
確かに、臨月のお腹を見たら破裂してしまいそうに見えます。
次男はとても困った顔をしていました。
私「大丈夫、破れないよ」
次男「じゃあどうやって出てくる?」
私「赤ちゃんが出てくる、赤ちゃん用の穴があるから」
このセリフを言うのは少し戸惑いました。
しかし、このお腹を子どもたちが見ている以上、今さら「コウノトリ」とは言えません。
次男「穴?どこに?」
私「え…おしりのほう」
3歳の子に場所まで聞かれるとは予想していませんでした。
おへそだよ、などと嘘をつくことはできないので正直に答えるしかありません。
次男「うんちと同じ?」
私「うんちと違うのがもう一個あるよ」
次男「そっか」
次男はお腹が破れないと分かって安心したようですが、今度は長男が質問をしてきました。
長男「恐竜がたまご産むのと同じ穴?」
私「そうだね。ママはたまご産まないけど」
長男「パパは?」
私「パパは赤ちゃん産めないよ」
長男「なんで」
私「女の人しか産めないんだよ」
長男「じゃあなんで、パパは『パパとママが協力しないと赤ちゃんできない』って言ったの!ママしか産まないのに」
長男が少し怒ったような顔になりました。
パパにも似たようなことを聞いていたようです。
以前、長男は「ぼくも赤ちゃん産みたい」と言ったこともあるので、出産に興味がある模様。
しかし、パパとママの協力をどのように説明したらいいのか…。
このあたりから私はプレッシャーを感じました。
私「パパは赤ちゃんの種を作るんだよ」
次男「たね、どこから出るの」
私「…ち◯ちん」
ここまで来たら正直に言うしかありません。
可愛らしい言い方を探しましたが、これが一番やさしい表現でした。
長男「その種どうやって赤ちゃんになるの」
私「種をママのお腹で育てると赤ちゃんになるよ」
長男「ママのお腹に種入れるの?」
次男「種どこから入れるの」
ここまで聞いてくるのか…と正直ドキドキしました。
2人とも真剣に聞いているので、おかしなことを言うわけにもいきません。
私「うーんとね…赤ちゃんの出てくる穴」
長男「穴どこ見せて」
私「恥ずかしいからやだ」
そうきたか!と思いましたが、これは長男も笑って引き下がったのでほっとしました。
性の話は大人の「恥ずかしい」という気持ちもあるので話しにくいです。
しかし嘘を教えたくないという気持ちもあります。
この日のお風呂は難しい局面を乗り切ったという、達成感を感じました。
しかし、まだ赤ちゃんの話は続きました。
パパ帰宅後、ご飯を食べるパパの横で長男がポンカンを食べ始めました。
長男「ぺっ」
私「あ、種はいってた?」
次男「赤ちゃんと一緒!パパの種!」
パパ「?!」
まさか『赤ちゃんの種』がここにつながってしまうとは、予想外でした。
訳の分からない状態になっているパパにお風呂での会話を説明すると、パパが答えました。
パパ「パパの種はね〜、もっとちっちゃいよ」
次男「ちっちゃいの?」
パパ「そう、見えないくらいちっちゃいよ」
次男「そっかぁ」
長男「みかんのよりちっちゃいんだね」
パパ「そうだよ」
赤ちゃんが生まれるというのは、仕組みが分かっていても不思議なことです。
大人になっても「生き物の身体ってすごい」と思います。
子どもたちも赤ちゃんに会うのを楽しみにしていますが、純粋に疑問に思ったのでしょう。
なかなか深く追及されたので戸惑ってしまいました。
ちょっと失敗したと思っている点は『赤ちゃんの種』と言ってしまったこと。
次男が果物やお花の種を見たときに「パパの…」と言ってしまいそうで気になっています。
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